ミャンマー民族村訪問記
(National Races Village Union of Myanmar)
 
 
  ヤンゴン市内から車で約30分、バゴー川岸の広大な敷地に、ミャンマーの主要8民族の住居や暮らしぶりが再現された、国立ミャンマー民族村がある。
朝7時30分から開園しているので、写真を撮りたい場合は、8時30分には入園するようにする。ミャンマー民族村を含む1日ツアーがあるが、1人1万2000円以上する。しかし個人でタクシーで行くと、タクシー代往復と入園料で二人で1万6000チャット(約1600円)。
英語のわからないタクシードライバーといかにコミュニケーションするかも旅に楽しみである。(岩下繁昭)
 
     
     
     
     
  (1)ビルマ族(Bamar)
屋根:切妻 板葺き
壁:縦板張り
床:高床板張り
   
  (2)チン族(Chin)
屋根:切妻 瓦葺き
壁:縦板張り
床:低床板張り
   
  (3)カチン族(Kachin)
屋根:切妻 萱葺き
壁:縦板張り
床:低床板張り
   
  (4)カヤー族(Kayah)
屋根:寄棟 萱葺き
壁:縦板張り
床:高床板張り
   
  (5)カイン族(Kayin )
屋根:切妻 木の葉葺き
壁:縦板張り
床:高床板張り
   
  (6)モン族(mon)
屋根:切妻 萱葺き
壁:横板張り
床:高床板張り
   
  (7)ラカイン族(Rakhine)
屋根:寄棟+切妻 萱葺き
壁:竹網張り
床:高床板張り
   
  (8)シャン族(Shan)
屋根:切妻 萱葺き
壁:縦板張り
床:高床板張り
   
     
  ミャンマーの主要民族   
  ミャンマーでは、大きく8つの部族、全体で135に及ぶ民族が存在する。そして、それぞれの部族は、それぞれの州そして文化を持っている。  
     
  (1)ビルマ族(Bamar)
ビルマ族(Bamar)は、人口の半数以上を占めている民族であり、ビルマ族(バマー族)、タヴォイ族、ベイ族(メルギー族)、ヨー族、ヤベイン族、カドゥー族、ガナン族、サロン族(モーケン族)、ポン族(プン族)と呼ばれる9の人種によって構成されている。
 
  (2)チン族(Chin)
チン族 (Chin) は、チン族、Meithei (Kathe)、サライン族、Ka-Lin-Kaw (Lushay)、Khami、AwaKhami、Khawno、Kaungso、KaungSaingChin、Kwelshin、Kwangli (Sim)、Gunte (Lyente)、Gwete、Ngorn、Zizan、Sentang、SaingZan、Za-How、ゾトン族、Zo-Pe、ゾウ族、Zahnyet (Zanniet)、Tapong、ティディム族 (Hai-Dim)、Tay-Zan、Taishon、タドー族、Torr、Dim、Dai (Yindu)、ナガー族、Tanghkul、Malin、Panun、Magun、Matu、Miram(マラ族)、Mi-er、Mgan、Lushei (Lushay)、Laymyo、Lyente、Lawhtu、ライ族 (Haka Chin)、Laizao、Wakim (Mro)、Haulngo、アヌー族、Anun、Oo-Pu、Lhinbu、アショウ族 (Plain)、Rongtuと呼ばれる53の人種によって構成されている。
 
  (3)カチン族(Kachin)
カチン族 (Kachin) は、カチン族、タロン族、ダラウン族、ジンポー族、ゴーリー族、カク族、ドゥイン族、マル族(ロンウォー族)、ラワン族、ラシ族(ラチ族)、アツィ族、リス族と呼ばれる12の人種によって構成されている。
 
  (4)カヤー族(Kayah)
カヤー族 (Kayah) は、カヤー族(カレンニー族)、ザヨウン族(ラタ族)、カヤン族(パダウン族)、ゲーコー族、Kebar、ブレ族(カヨー族、コヨウ族、ラク族)、マヌマノー族(マノー族)、インタレー族、インバオ族と呼ばれる9の人種によって構成されている。
 
  (5)カイン族(Kayin )
カイン族、またはカレン族 (Kayin) は、カレン族、カレンビュー族、Pa-Le-Chi、MonKayin (Sarpyu)、スゴー族(スゴーカレン族)、Ta-Lay-Pwa、パク族(パクカレン族)、ブエ族(ブエカレン族)、モーネプワー族、モブワ族、Shu (Pwo) と呼ばれる11の人種によって構成されている。
 
  (6)モン族(mon)
モン族は、モン族と呼ばれる1の人種によって構成されている。
 
  (7)ラカイン族(Rakhine)
ラカイン族 (Rakhine) は、ラカイン族(アラカン族)、Kamein、カミー族、ダインネット族、マヤマジー族、ムル族、テッ族(サック族)と呼ばれる7の人種によって構成されている。
 
  (8)シャン族(Shan)
シャン族 (Shan) は、シャン族、ユン族(ラオ族)、クワイ族、ピイン族、ヤオ族、ダノー族(サノー族)、パレ族、イン族、ソウン族、カム族、 コー族(アカ族、イコー族)、Kokant(コーカン)、カムティシャン族、クン族、タウンヨー族、ダヌー族、パラウン族、 ミャウンジー族、インチャー族、インネッ族、シャンカレー族、シャンジー族、ラフー族、インダー族、Eik-swair、パオ族(トンスー族、黒カレン族)、タイ・ロイ族、 タイ・レム族、タイ・ロン族、タイ・レー族、マインタ族(アチャン族)、モーシャン族、ワ族と呼ばれる33の人種によって構成されている。
 
   民族衣装については、下記を引用。
https://nanhommaoaye.wordpress.com/race-custome-2/
 
     
     
     
  ゴールデンロックと呼ばれるチャイティーヨ・パゴダ(Kyaikhtiyo pagoda)のミニチュア。本物はヤンゴンからバスで1時間から2時間の場所にある  
     
     
     
     
     
     
  Last modified: February 02 09:17:00 JST 2016
(c) Dr.Shigeaki Iwashita