石材の加工と道具
組積石工技能
第2日目
石の加工には「割る」と「削る」と「彫る」があるが、基本的には割り加工である。
岩盤や巨石を目的の大きさに割るのには、その大きさにより一定の間隔を石鑿で矢穴を掘り、青銅や鉄製の割矢を鉄鎚(ハンマー)で叩き締めてこれを割る。
この方法は、エジプト古王朝、古代ローマ時代から近代に至るまで大きな変化は見られない。
古代ローマの石切り図
L'ARTE DI COSTRUIRE(I ROMANI LONGANESI & C MILANO 1984)