石の組積工
組積石工技能
第1日目
組積工とは、石やレンガなどを積み上げ壁構造を作ることで、古代エジプトのピラミッド、古代ローマ時代のコロセウムなど多くの遺構が残されるなど、長い歴史を持っている。
日本においても、古くは堅穴式の古墳の石室に石積みがあり、その後奈良の石舞台に見られるような横穴式の巨石積みが行われるようになった。この石舞台の最大の天上石(蓋石)は推定77トンと言われている。飛鳥時代になると仏教の渡来とともに、寺院の基壇の石積み技能が伝えられた。