日本の組積文化
組積石工技能
第1日目
「室町時代」
石造品には鎌倉時代の流れを引き継ぎ、むしろマンネリ化した傾向を見せて全般に新鮮さを欠いたものが多い。
ここでは民間の信仰が強まり卒塔婆の類が多く造られ、他に日本化した狛犬が神社に姿を見せるようになる。
禅宗寺院の庭園では枯山水の石庭が多く築庭され、自然石や砂を用いて抽象的な美の創出まで進展させてくる。
龍安寺石庭