組積構法の歴史  組積石工技能  第1日目


アモン大神殿より1000年後に、古代ギリシャ、アテネの中心にあるアクロポリスの丘に、パルテノン神殿が建てられた。
アテネのペンテリコンから切り出された大理石を積み上げた、前8柱、側17柱のドーリス式列柱に囲まれている。最も外側の柱は、他の部分に比べ隣接する柱との間隔が狭くなっており、さらに内側に傾いている。
これは等間隔に並べると外側に行くほど広がって見え、外側の柱が外に傾いて見えるといった人間の視覚的特徴を意識したデザインであると言われている。