石の組積工  組積石工技能  第1日目



わが国の組積工の最盛期は、中世末期から近代初期の築城時代である。はじめは自然石をほとんど加工することなく積み上げた「野面積み」と呼ばれる様式が主流であった。
17世紀半ばになると徳川幕府は安定し、江戸城の改修が盛んに行われた。そのため石材の規格化が行われ、間知石積が開発され「打込み接ぎ」と呼ばれる石垣様式が完成された。
さらに間知石積は寺社の石垣等にも多用され、亀甲積みなどの精緻な石積様式が生まれた。


 
江戸城