B.木造住宅の施工計画 10.仮設・養生計画  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
5.近隣の特徴に対応出来る体制

   全ての現場を統一に仮設、養生計画出来る事と、近隣の特性に合わせた仮設、養生計画が必要な事の二種類に分かれます。前者は工事確認看板や労災関係成立票、仮囲いや進入路ゲートなどが挙げられます。これらは一般的に社会に向けたものになります。後者は対近隣向けによるもので、作業時間や工事休日の調整。特に騒音が出る工事は事前にお知らせする手段を決定しておく事などが挙げられます。
 工事を無事に進行させるには近隣方の協力があってこそ成立します。工事着工に先立ち近隣方へ挨拶を行った際には、どのような方が住まわれているかを知り更に厳格化する事で仮設と養生、定期的な工程のお知らせなど現場単位で計画をすればクレームを未然に防ぎスムーズに工事を進行する事が出来ます。