B.木造住宅の施工計画 02.設計からの引き継ぎ  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
4.デザイン的にOKでも施工上問題があることも

   意匠や構造をスッキリとシンプルに仕上げたい、見せたいといった設計があります。意匠設計図のみだと、詳細の納まりが未決定で、施工するのに必要な材料のサイズや素材などが未確定です。施工するためには仕上がりの寸法から逆算して、材料を拾う作業が肝心となります。ムリやムダを無くす、経済性も合わせて確実に行わなければなりません。
 詳細の納まりが決定されていれば、職人がどのような手順で施工するのかを、把握しておきます。作る過程を理解していれば逆算して、材料の選定が可能になり、設計したデザインの施工が、問題なくできるかどうかが判断できます。