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デザイン性を追求しすぎると、建物に弱点となる部分が出てきます。特に注意したい所は、品確法に定められる構造と雨水の浸入に関わる、瑕疵が対象となる部分です。例えば構造で耐力壁の通りが1、2階とでズレ過ぎていること、雨水の侵入で軒の出寸法がなく、窓上に庇も設置されていない設計などがあります。
これらは建物を長期的に使う事を踏まえると、特に注意しておく必要があるでしょう。構造や雨水は建物の性能だけではなく、そこに住まう施主の心理にも大きく関わってきます。プレカット伏せ図をチェックする際には、構造が無理なく架けられるかなど、現場監督が施工側として設計者に質疑するようにします。
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