組積の道具/加工用工具  組積石工技能  第3日目


(3)石頭(せっとう)
石工が一番良く使うハンマーはダルマ石頭であり、重さは0.2〜2.5sの14種類である。このように種類が多いのは、使用目的により重さを替えて使うためである。
例えば、0.2〜0.6sまでは字彫り鏨(タガネ)や細い鑿で建築用板石の小端欠きをする時に使い、0.8〜1.3sまでは主に石はつりやコヤスケ等に使用される。1.3〜2.5kgまでのものは、ワンボディウエッジなどの叩き込みなどによく使う。
石頭の柄の長さは、石頭を握って腕を曲げた時の、肘までの長さが標準とされている。