石の運搬
組積石工技能
第2日目
ろくろ(神楽桟)は、古墳時代よりその形状は、ほとんど変わることなく近世に引き継がれ、とくに築城時代には欠くべからざる重要な道具であった。
この時代の巨石や巨木の運搬や吊り上げには、それに耐うる麻綱が必要であり、巻き取る「ろくろ」の巻き取り胴の径は、麻綱に合わせ巻き取り易い大きさが考えられ、それに比例して全体が大きくなり、運搬できず組み立て式であったと考えられる。