組積構法の歴史  組積石工技能  第1日目



石の構造物は先史時代から人間にとって、実用的な意味よりも、記念碑・墓・神殿等の意味の方が強かった。
多くの文明の遺跡のほとんどは石による構造物の遺構であるが、これは単に石だから長い歳月を経ても残されたというだけでなく、石の構造物そのものが文明の象徴として考えられたからであると言える。
石は元の形を変えず、長い間風雪に耐える素材で、「石を積む」という事は1つの記録をであり、次の時代への信号でもある。






 
ロンドンにあるクレオパトラのニードル
(紀元前1500年ころエジプトのHeliopolisに建てられたもの)