勾殳玄(こうこげん)  大工規矩術技能 第1日目


規矩術では、勾股弦を勾殳玄と表している。とくに殳は読み方さえもわからない。玄は読めるがなぜ玄なのかがわからない。
しかし股ならば、「こ」と読むことができるし、股を広げたところから底辺を指すことも想像できる。
また弦ならば、弓のつるから三角形の斜辺を思い浮かばせることができる。
勾は鉤(こう)からきており、鉤(かぎ)の手といった意味で直角を持つ辺を示している。