和家具の歴史  家具木工技能 第1日目


仙台箪笥
伊達政宗が青葉城築城の際に、大工の棟梁の梅村彦左衛門が創案した重厚な箪笥が、仙台箪笥のルーツといわれている。
欅や栗を使い、塗りは透明で下の木目が見える木地呂塗りで、本漆を塗っては炭で研ぎ出しながら何度も塗り重ねる。最後はツノコ(焼いた鹿の角の粉)で磨き上げる。彫金で丹念に彫り、漆焼きをし磨き上げた鉄金具をふんだんに使った頑丈で豪華な箪笥である。