C.木造住宅の工程管理 16.外構工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
1.外構工事の種類

   外構計画は、各工事物件により計画や立地条件が異なることから現地の状況を把握し施工計画、工程計画、管理が必要とされます。主な外構工事としては、カーポートなどの土間や屋根工事、道路や隣接部の境界塀の設置、門扉の設置の他、植栽工事なども外構工事の一つに挙げられます。外構工事は仕上げる建築素材により工事期間や養生期間によっても異なりますので素材の把握並びに納期を確認し工程計画に反映します。
 また電気、水道などの付帯工事も外構工事と綿密な関係があることから経路などの確保施工順序などについて事前に打合せする必要もあります。植栽工事は、搬入される木々の種別(常緑、落葉)の他、葉張り樹高などと、現地の搬入経路などとの関連性を確認しておきます。季節によっては植え込みに適さない時期もあることから、工程計画は時期や天候、気温などを考慮した工程計画が必要です。