C.木造住宅の工程管理 13.タイル工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
5.目地

   馬目地とは、タイルの中心に次の段の目地が来るように貼る形式を言います。
 通し目地とは、いも目地ともいい、縦の目地を直線に通す様に張る形式です。
 ねむり目地とは、タイルとタイルを突き付けて目地幅を取らないように貼る形式です。専用のタイルを使用し、施工要領に従って貼り付けを行います。
 深目地とは、二丁掛けタイル等厚みのあるタイルを使用して、目地の深さを深くとることから、凹凸が強調される形式です。目地の深さを深くする場合でも、目地がない裏足まで深くしてしまうと、タイルとタイルの目地あき部分から水が浸入し、タイルの裏に回り込むことが考えられます。この場合、タイルの裏側に入りこんだ水の凍結・膨貼等によりタイルがはがれおちることもあります。そこで、タイル厚の1/2以下の目地深さとなるよう施工します。