やり鉋
大工木工技能
第10日目
やり鉋は青銅製のものが弥生時代の遺跡から発掘されているが、これは日本独特なものである。
柄の先に木の葉のような刃がついており、ちょうなで荒削りされた柱、板材などの表面を仕上げるのに使われ、台鉋(だいかんな)が登場するまでは、鉋と言えばやり鉋を指していた。
穂(刃の部分)は3〜4.5寸、柄は2尺程度で、柄は和包丁と同じ朴の木(ほうのき)が使われている。