刃物の研ぎ
大工木工技能
第3日目
もう一つは、砥石面と切れ刃面との間の細粒子が媒体となって、鋼を研磨するといった作用原理によるものである。
金砥(かなと)に金剛砂(こんごうしゃ)を加えて裏押しに使う場合や、仕上げ砥などで砥石から出る研ぎ汁の中に含まれる微粒子が媒体となって研磨するのに相当する。
媒体となる粒子は研磨するにつれ、次第に微粒子化し研磨で、さらに鋭利な刃先をえることができるようになる。そのため研ぎ汁は、流さないようにしなければならない。