鉋の機能と構造  大工木工技能  第2日目
刃先と木屑返(こつばがえし)との間のすき間である刃口は、削られた鉋屑を排出させるので、当然削られる鉋屑の厚さによって変わってくる。
刃口の広さ(刃先と木屑返の距離)は、荒仕工(あらしこ)鉋がもっとも広く、中仕工(なかしこ)・上仕工(じょうしこ)と仕上げ用に近づくにしたがって狭くなるのが一般的である。荒仕工鉋では約2mm、中仕工では約1mm、上仕工では約0.5mmを標準とする。








刃口の広さ
荒仕工 2mm
中仕工 1mm
上仕工 0.5mm