木取りと木目  大工木工技能  第1日目
樹心の色の濃い部分を心材(しんざい)または赤身(あかみ)と呼び、心材の外周部を辺材(へんざい)または色が淡いので白太(しらた)と呼んでいる。
心材は生活機能の減った細胞の集合で、腐朽しにくく、虫害にも強い。構造材には心材を含む心持材(しんもちざい)が多く用いられる。
いっぽう辺材は、生活中の細胞の集合した組織で樹液を多く含み、腐朽しやすく、虫害にも弱い。
造作材には辺材を主にした心去材(しんさりざい)が多く用いられる。