木取りと木目
大工木工技能
第1日目
丸太の根に近い方を元口(もとくち)、反対側を末口(すえくち)という。元口か末口かの確認は、木取りや加工の際に行わなければならない基本的な事項になっている。
柱や束など垂直材は、木が立っていたように元口を下にする。また横臥材の継手の下木(女木)を原則として元口にする。
さらに鉋がけの際に、木表(きおもて)では末口から元口に向かって、木裏(きうら)では逆に元口から末口に向かって引くと逆目(さかめ)になりにくくきれいな面を得ることができる。