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「ようこそ『センソリウム』へ。ここではリラックス、レクリエーション、さらにエンターテイメントとして、満足できる環境を提供します。どんなサービスをいたしましょうか。」
ハウスブレインに挨拶されながら、カールソン夫妻は、ジョンとメアリーと共に、今夜のエンターテイメントのために『センソリウム』に入った。
クッションの効いた椅子とビルトインカウチでくつろぐと、ジョンは今夜のエンターテイメントプログラムをスタートさせた。
「では、最初にカールソンさん、まずあなたにプログラムされた抽象的な音楽と光のエンターテイメントをお見せします。それから衛星放送から受けた最新のスターウォーズをお見せします。」
「カールソンさんに私の才能を立証する機会ができて光栄です。」
照明が暗くなり、ハウスブレインが出すクラシックなバッハのフーガのリズムに合わせて、抽象的なパターンのレーザーショーが始まった。
このデモンストレーションが終わると、いよいよ今宵の呼び物、スターウォーズVIIが大型スクリーンに上映された。