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半分を過ぎた頃、『センソリウム』の照明が突然明るくなり上映がストップした。
「中断したことをお許しください。息子さんのお客さんののボブが心配です。私のベッド・センサーは体温の上昇と、わずかですが脈拍も早くなっていることを伝えています。彼は眠っていますが、どこが悪いのか診断するために起きるべきだと思います。」
「『電子医師』、医学の診断プログラムおよび『電子栄養士』に相談したところ、胃痛ではないかと診断されました。誰かがチェックした方がよいと思います。」
コンピュータの警告に感謝した後、メアリーは部屋に直行する。他のものは上映の続きを見ることにした。
こういうことは日常的なことである。メアリーはボブは単なる胃痛でたいしたことはないと確信した。もし、こうしたことが他の家族の留守中に起こった場合、ハウスブレインは本人を起こすか、医師に電話をするか、救急車を呼ぶか決断することになる。
カールソンさんも最近心臓にやや問題があるので、こうしたハウスブレインの役割は重要であると感じた。