ろくろ(神楽桟)  組積石工技能  第4日目


(2) 修羅によって石を運搬する場合、コロ、とヌメリによるものとがあった。コロにが一般的であったが、平地での運搬にはヌメリにより滑らせる方法が用いられた。
ヌメリとして海草を煮出し、そのヌルヌルした汁を敷きつめた丸太や板に塗り、その上を滑らせたもので、平地においては、コロに比べ簡便で能率的である。
丸太を30cm間隔に並べられるよう、溝を掘る。溝の深さは丸太の太さの半分程度にする。この溝に丸太を並べ、丸太の上にヌメリを塗る。