隅柱のくせ取り  大工規矩術技能 第8日目


加弓勾配を用いて、菱形を求める方法もある。
平勾配で基本図を描きA、Cの中勾を求める。これをもとに@、Dで中勾勾配を描き、@から中勾勾配で勾(A、B)の長さを取り、Eとする。Eから垂線を下げるとE、Fは加弓となる。
次に加弓勾配でG、H、Iを描き、H、Iを伸ばし、Iから柱幅を取りJとする。加弓勾配から伸ばして線で柱幅を取った点をKとする。
それぞれに平行な線の交点をLとすると、I、J、L、Kは柱の断面となる。