山勾配の木の身返し
大工規矩術技能
第4日目
隅木の山勾配の墨を出すのに、木の身返し法という方法がある。
隅木の側面に指金を当て、上端に対して長手に殳の裏目、矩手に勾を取り、長手にC、Dの墨を引く。この墨は隅木の陸水墨となる。
さらにこの墨にCから墨木の半幅をとりFとする。ここに垂線F、Gを引き、Fから隅木の上端に平行な線F、Bを結ぶと、たる木の上端墨となる。