指金の表目と裏目  大工規矩術技能 第1日目


指金の裏には、√2倍の長さが刻まれており、裏目と呼ばれている。裏目は日本で生まれたもので、12世紀後半頃から使われたものではないかと考えられている。
裏目で1尺は、1尺の直角正四角形の対角寸法に相当するので、隅木など対角線上の部材の作図に便利である。