洋家具の歴史  家具木工技能 第1日目
ゴシック
12世紀前半にフランスで始まったゴシック様式は、ヨーロッパ各国に広まり、16世紀まで続いた。
14世紀頃、イル・ド・フランスから框組板張りの技法が家具に導入され、豪華に彫刻された大型の家具の製作が可能になった。
框には、アカンサス、唐草、渦巻き、S字模様などの彫刻が施され、パネルの装飾には、リネンホーリド(襞模様)、トレーサリー(狭間飾り)、フランボワイアン(火炎模様)などが用いられた。