大工木工技能            

戻る          技能実習に先立って、まず3日間は、木工大工技能に関しての基礎知識を学ぶ。1日目から3日目までの授業は、それぞれ1時間程を想定しています。
次に6日間の技能修得のための実習を行います。この教材はそれぞれの実習に先立って行われる実習内容の解説で、それぞれ20分程を想定しています。解説に引き続き行われる実習は2時間40分、解説と合わせ半日で実施可能な授業内容となっています。
最後に大鋸(おが)、ちょうな、やり鉋など伝統的な木工加工道具に関して、プロの実演を見ながら学び、技への挑戦への意欲を高めるようにしています。


(第1日目) 木工加工と木工材料
 木材加工の対象である木工材料の種類、性質などについて学びます。

(第2日目) 木工加工の道具
 木工加工で使う道具の種類や構造について学びます。

(第3日目) 刃物の仕組みと研ぎ
 木工加工で使う代表的な手道具である鉋、鑿、鋸の刃物の仕組みと刃物の研ぎについて学びます。

(第4日目) 鉋刃の研ぎ
 鉋刃の裏押しから切刃の研ぎまでの実習を行います。

(第5日目) 鉋の調整
 鉋台の台直しと鉋刃の調整について実習します。

(第6日目) 鑿の研ぎと調整
 鑿の桂(かつら)の直しと鑿の刃の研ぎについて実習します。

(第7日目) 鉋の使いかた
 鉋の木目に応じた使い方について実習します。

(第8日目) 鑿の使い方
 ほぞ穴を掘りながら鑿の使い方の実習を行います。

(第9日目) 鋸の使い方
 縦挽き、横挽き鋸の使い方について実習します。

(第10日目) 技への挑戦
 大鋸(おが)、ちょうな、やり鉋、丸鉋など伝統的な木工加工の道具の使い方について学びます。