刃物の保存
大工木工技能
第6日目
刃物の保存する上でもっとも大切なことは、錆(さび)を生じさせないことである。鑿に限らず、刃物の防錆には油脂類を塗布しておく。直径4cm程の竹を、節を残して5cm程度の長さに切り、中に壷綿を入れ、刃物用つばき油をしみ込ませておく
また昔から職人の間で行われていた防錆法は、米糠(こめぬか)をよく炒って適当な箱に詰め、この中に鑿を入れて保存するといったものであった。