刃物の持ち方と姿勢  大工木工技能  第6日目
 鑿を研ぐ場合も鉋刃と同じで、常に一定の力で一定の方向に規則正しく、機械のように研ぐことができる姿勢が求められる。
右膝を床につけて、左足は45°ほど開き立てて、立膝で座る。両腕を脇につけ、上体をやや前方に傾けた時に砥石の真中にくるようにして、右足のやや左側の直前に砥石を置く。
下腹に力を入れ、両方の腕を体全体とともに動かすような心持ちで研ぐ。こうすれば手の運行は自然に規則的となって、正確な刃先が得られる。