鉋の裏押  大工木工技能  第4日目
裏刃の刃先と両端の三辺が一様に平滑になって金盤に接触するようになったら、金盤の両端にすりつぶされて出たこまかい金剛砂を金盤面上の中央部に集めて水を一滴たらす。それから前と同様に十分力を入れて裏押をし、金盤が乾燥して水分がなくなるまで研ぐ。こうして粗い金剛砂のため残った裏刃のこまかいキズを研ぎ減らして、平滑な鏡のような面を裏刃の三辺に作る。
このようにして研ぎ上げた裏刃は、切刃を研ぐ場合のように各種の砥石で研ぐ必要はなく、合砥で研ぎ上げる。(裏刃は切刃のように粗研ぎは絶対にしない)