研ぎの顕微鏡写真  大工木工技能  第3日目
 研ぎ汁(砥ぐそ)の顕微鏡写真(550倍)を見ると、仕上げ砥(#6000)の研ぎ汁と超仕上げ砥(#8000)の研ぎ汁で、その粒子の大きさの違いがよくわかる。
研ぐ、すなわち刃物を砥石とこすり合わせることにより、最初団子状に固まっていた研磨剤が徐々にこなされ、この写真のような研磨剤の粒子が独立した状態になる。
この状態で砥ぐことにより、刃先に研磨剤に応じたきれいな傷がつく。そのため仕上げ砥では、研ぎ汁を捨てないようにする。