鉋刃の仕組み
大工木工技能
第3日目
裏金は、鉋削りで生じやすい逆目を防ぐために考案されたものである。鉋屑は一定の長さごとに折れ目がつくが、この折れ目と折れ目の長さを節(ふし)と呼んでいる。
節が短いほど先割れが少なくなり、逆目も起きにくくなる。二枚鉋は、裏金の刃先で削り出された削り屑を折り曲げ、削り面に垂直に鉋屑を立てるようにして、逆目を防ぐようにしている。