木取りと木目  大工木工技能  第1日目
節(ふし)は木の枝の根で、樹心より年輪に直角方向に伸びている。節の先端は枝打ちの時期により、樹心からの距離は異なっている。
節には生節(いきぶし)と死節(しにぶし)とがある。生節は、枝を人工的に伐採する枝打ちにより生じた節で、製材すると枝の木口がきれいに現れる。
いっぽう死節は、自然に枯れた枝や台風などによって折れた枝で、枯れたまま木の中に取り込まれるため、板材では乾燥収縮して抜け落ちてしまうことがあり、材の強度だけでなく美観上も好ましくない。




         生節


         死節