ガレー・ハウス(パヤ・ウォン)
Kalae House (Phaya Wong)
この木造のガレーの家は、1890年代に建てられたもので、中規模サイズの家は、ランプーン県のパサン(Pasang)地区の貴族の子孫によって受け継げられ、パヤ・ウォン(Phaya wong)によって所有されていたものである。
この家がラムプーン県のスワナチェディ寺(Wat Suwanachedi)に移築される前まで、3世代に亘り使われてきた。
その後、この家はハリー・ウォン(Mr.Harry Wong)さんに売られ、後に、ウィニット博士(Dr.Winit)とクニング・パニー・ビニジャナリパッグ財団(Khunying Pannee Vinijnalyapak Foundation)の支援を受け、1998年にチェンマイ大学に寄贈された。
家は高床のプラットホームの上に、独特な切妻屋根の二つの棟から成っている。屋根の破風にはガレー(Ka-lae)と呼ばれる伝統的なV字形の装飾が付けられている。この独特の形をしたガレーは、切妻屋根のパンロム(Pan-Lom)と呼ばれる破風板から、彫刻された木製の部材を伸ばしたものである。これは家庭の守護神を現しているものと考えられている。
Last modified: Feb. 15 18:00:00 JST 2007
(c) Dr.Shigeaki Iwashita