北部タイの家(パヤ・ポン・ランカ)
Northern Thai House (Phaya Pong Lanka)
この中規模サイズの木造家屋は、高床のプラットフォームを共有した2棟で形成されている。東側の棟は調理のためのもの、西側の棟はゆったりした寝室になっている。
切妻屋根を瓦で葺いた2棟の間の雨樋は、この地方の方言で「Hong-Lin」と呼ばれている。
高床のプラットフォームの下のスペースは、日中の仕事や休息の空間として使うことができる。
この建物は、堀で囲まれたチェンマイの旧市街に、1896年頃建てられ、パヤ・ポン・ランカ(Phaya Pong Lanka)によって所有され、チャラス・ワニソーン(Charas Wanisorn)さんとその兄弟が、チェンマイ大学にこの建物を寄贈する前まで、5世代に亘って受け継げられてきた。
チェンマイ大学への移築は、チャムホット・パンティップ財団(the Chumbhot-Pantip Foundation)の支援を受け、2004年に完成した。
Last modified: Feb. 15 18:00:00 JST 2007
(c) Dr.Shigeaki Iwashita