101 ニエロジミのタービン風車
Turbine Windmill from Nierodzim (1918)
 
     
  ウストロンのニエロジミのタービン風車。1918年に作られたもの。タービン風車は特殊なタイプの風車で、低いマスト上に設置された風車は風向に合わせ向きを変え回転する。切妻屋根の木造の建物内に回転が伝達され、穀物などの粉砕に使われた。 切り妻屋根は粘土瓦で葺かれている。屋根の上には、適切な形状を持った9枚のプロペラをスペーサーで結んでいる。その役割は、回転エネルギーを伝達システムを介して粉砕石臼に移すことであった。 粉砕小屋の内部には、木製のケースに何種類もの石臼が置かれている。石臼の間隔や深さを変えることで、研削の厚さを調整することができた。石臼の上には、穀物が投入される穀物ホッパーが配置されている。粉砕された穀物は石臼の下の木箱に注がれる。粉砕能力は風に依存する。通常、1日に2つの小麦粉袋を製造することができた。