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1851年に中流の農家のためにカリニに建てられた小家屋。
建物は広い間口があり、計画された農場複合施設の真ん中に、道路に平行して建っている。建物の土台は、セメントで固められた石の上に置かれている。建物の壁は、鞍型組み接合(saddle notch joint)で隅が囲まれた、丸太組み構造になっている。屋根は切り妻あるが、妻側の壁の上部に小さな庇が設けられている。小屋組みは垂木構造で段差のない滑らかな麦藁葺き屋根であるが、下端には2列の屋根板で仕上げられている。妻側の小さな庇も屋根板となっている。棟部分も木製のボードでできた棟板で保護されている。
出入口からの通路の両側には、部屋と貯蔵室つながる部屋への入り口がある。右側の部屋には「パイカロク」と呼ばれるパン釜がある。パン焼き釜に隣接して、調理用のストーブがあり、その上に「przednia baba」と呼ばれる大きなフードがある。
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