060 ビコビナの小家屋
 
     
  ビコビナに19世紀中頃に建てられた小家屋で、30~40戸程の村の小さな店として使われていた。 建物は、垂木構造の入母屋屋根で、シングル屋根板で覆われている。壁の丸太組みは、隅を蟻型に切ったフィッシュテールジョイント(fishtail joint)で固めている。 出入り口の通路を入ると、住居の部屋(右)と店(左)に通じる入り口がある。その先には、貯蔵室につながる通路を持つキッチンが配置されている。店の部分の室内には、戦間期の家具が置かれていた。店内には商品用の棚が壁面に付けられ、カウンターには、ガラスケースと古い秤が置かれている。