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プシュチンスカ・リブニク地方のグジャバの風車。中流の農村に19世紀前半頃に作られたもの。
風車は緩やかな丘の上に位置しており、いまも穀物粉砕に使用されている。この風車はポーランドのこのタイプの最後の設備であり、この設備は風力のみで運転することができる。風車はX型の太い支柱を中心にに風を受けるようくの字に曲げた木製の枠組みに薄板を張った構造で、風の面を妻側にした切り妻屋根となっている。この妻側の壁面も木製シングル材で覆われているが、他の3つの壁面は木製の縦板で覆われている。
風車は架台構造で、鉄製のレールが付いたオーク材のリングにセットされた鉄ローラーに風車小屋全体を設置していた。架台、風車小屋および粉砕機とも、風車を風に向けて360°回転させることができた。風車小屋の近くに置かれた回転車にロープを巻きつけることで、架台に載った風車小屋を回転させることができた。
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