|
チェコとの国境付近のゴレシュフの小家屋。豊かな農家に1886年に建てられたもの。
もともとゴレシュフにあったように、野外博物館で、この小家屋はなだらかな丘の上の道路の正面に建てられている。丸太組の壁には、壁に添わせて8つの柱が立てられ、その上に袴腰し屋根(隅切り屋根)で覆われている。この構造は、添え柱(columnar-post)構造と呼ばれ、建物の壁を屋根の重さから解放する働きをする。 壁の丸太は、端を蟻型に切ったフィッシュテールジョイント(fishtail joint)で固めている。
この家屋は広い間口を持ち、部分的に地下室が設けられている。建物は出入り口通路からアクセスできる屋根裏部屋と、独立した入り口を持つ豚舎が併設されている。農場と住宅の機能を結び付けるのは、ゴレシュフ地域の典型的な建物であった。さらに、このような多目的建築様式はアッパーシレジア地域の他の地域でも見られた。出入り口の通路には、キッチン、大きな部屋と小さな部屋、屋根裏部屋につながる階段と小さな地下室に降りる階段の入り口がある。
キッチン家具は1950年代初期の特徴を示したものである。インテリアの設備は台所用ストーブ、サイドボード、金属製のベッドとミシンで構成されている。大きな部屋には1950年代の家具も備わっている。
|
|