午後2:00

ジョニーが午後の自習に戻った頃、父親はホームオフィスで『秘書』を呼び出した。

「こんにちは、ボス。役員会議はいかがでしたか。」

「君は会議がどのように運んだか知っているはずだ。君はノートをとっていたのではないか。」

「知っていますが、あなたが人間の秘書のように活動するように私をプログラムしているので、私は役員会議には出席していなかったことになっています。」

「そうだったごめん。私は大学の会計係と話すが好きじゃないんだ。我々の会社は5年間、投資ポートフォリオを管理していて、彼らの投資に対してまあまあの見返りを与えてきている。しかしどういうわけか、彼は私を新入社員のような気分にさせてしまうんだ。」

「それに打ち勝つ最も良い方法は、彼が欲しいと思う可能性のあるすべての情報を、前もってあなたが持っていることです。すぐにそれを収集しなさい。彼とあなたの最近の会議に関するレポートを作成しました。モニターにそれを取り出すことができます。」

「考えられる彼の全ての質問に対して準備することが必要です。ダウジョウンズ情報サービスを呼び出して、その大学に関しての全ての情報を更新すべきです。」

「私は、何をするべきかは知っているが、君にそうしろと言ってもらいたいんだ。だからこそ私は人間の秘書のように君をプログラムしたのだ。質問のリストに感謝するよ。」

気分よく、コンピュータ端末に戻り、最近の会議で行われた質問を見直して、ダウジョウンズ情報サービスを呼び出し、事前にプログラムされた銘柄の株や債権の相場を、大学のために特別なディスクにコピーした。この更新されディスクで、彼が受けるだろうほとんどの質問に答える準備ができた。

さらに、彼は大学の投資先である国々の状勢についてのニュース情報サービスも呼び出し、通りいっぺんな奴だと思われないように国際情報も入手した。


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