組積石工技能            

戻る          技能実習に先立って、まず3日間は、組積石工技能に関しての基礎知識を学びます。1日目から3日目までの授業は、それぞれ1時間程を想定しています。
次に7日間の技能修得のための実習を行います。この教材はそれぞれの実習に先立って行われる実習内容の解説で、それぞれ20分程を想定しています。解説に引き続き行われる実習は2時間40分、解説と合わせ半日で実施可能な授業内容となっています。


(第1日目) 石の組積構造
 石の組積構造の歴史を学び、組積石工実習の意義を理解します。

(第2日目) 組積加工の歴史
 組積加工の歴史を学び、先人達の技のすばらしさを理解します。さらに文化財修復工事で活かせる昔の技の作法を学びます。

(第3日目) 組積の材料と道具
 組積で用いる材料および道具について学びます。

(第4日目) 石の移動
 1トン以上の石を人力でどのように運搬するかを実習します。

(第5日目) 割加工
 ハンマードリルとワンボディーウエッジを使って、大きな石の割加工を実習する。

(第6・7日目) 荒取り
 コヤスケ、石鑿、石頭(せっとう)を使って、部材加工する石の荒取りの実習を行います。


(第8日目) 仕上げ
 刃トンボ、ビシャンを使って石の仕上げ加工の実習を行います。


(第9・10日目) 組積
 丁張りをし、支保工を組立ながら、加工された部材を積み上げ、1.5m程の石造アーチを完成させる実習を行います。