D.木造住宅の品質管理 13.性能表示の施工検査  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
住宅性能表示制度による検査 (じゅうたくせいのうひょうじせいどによるけんさ)
工事途中に行なう施工段階の検査3回と、完成時に行なう完成段階の検査1回の、計4回行なうことが原則である。
第1回現場検査 (だいいっかいげんばけんさ)
基礎工事の配筋が終了した時点で行われる。基礎の配筋はコンクリートを打設してしまうと見えなくなるものを、チェックシートに記入しながら検査を行う。
第2回現場検査 (だいにかいげんばけんさ)
躯体工事が完了した時点で行われる。アンカーボルトや釘などの金物から各構造部分の材料などをチェックする。フラット35の現場検査と同じような工程段階であるが、性能評価の等級によっては、より詳しい検査を行われる。
第3回目現場検査 (だいさんかいげんばけんさ)
内装下張り工事の直前の段階で行われる。断熱や気密の性能を中心にチェックを行なう。性能評価の等級によっては、サッシなどの断熱性能の確認も行なう。
第4回目現場検査 (だいよんかいげんばけんさ)
竣工時の検査である。性能評価の等級に応じた仕上材から仕上寸法、設備関係などさまざまなチェックを行なうので、かなり時間が要する。各回の検査が終了すると検査記録書及び施工状況報告書に施工会社担当者と性能評価員がそれぞれ署名して一部ずつ保管する。