ＯＪＴ

Ｄ．木造住宅の品質管理

１２．確認機関の中間検査・完了検査

（Ｄ１２１）

建築中に２階建ての建物の小屋裏収納の天井を屋根勾配に合わせてほしい旨、施主の強い要望がありました。勾配天井にすることで空間は広がり、使い勝手はよくなります。しかし、小屋裏収納の天井高が1.4mを超える状態となってしまいます。施主は、1.4m以上の部分に荷物は置かないといっていますが、どう対処しますか。
施工時の変更ですので、完了検査を受けると指摘され是正が必要となります。

①検査済証がなくても融資の実行や保険は付保されるので、施主の要望をかなえてあげることがプロの使命と考え、完了検査を受けないという判断に関してはどう考えますか。
②検査済証がないことのデメリットを説明し、了解を得て1.4mに天井を張り元々の設計通りの施工を行いうという判断に関してはどう考えますか。
③検査済証を取得後、1.4mの天井を撤去することを約束して、完了検査を受けるために天井を張るという判断に関してはどう考えますか。
④検査済証を取得後、施主自らの手で天井を撤去することを提案して、1.4mの天井を張るという判断に関してはどう考えますか。