D.木造住宅の品質管理 05.屋根  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

(D051)
太陽光発電のパネルを載せた場合のチェックポイントを教えてください。

まず太陽光発電パネル設置業者の足元をチェックします。屋根葺き材の上に乗っての作業なので、屋根葺き材を傷つけにくい履物が必須です。底の厚い運動靴を履いて屋根に上る職人も多くなっていますが、地下足袋を履くようにします。屋根に負担がかからないし、滑りにくく安全で、また地下足袋だと屋根の上を歩いただけで垂木の位置もわかります。
漏水するかしないかは、取付金具の防水処理にかかっています。防水シート、コーキング材、取付金具の防水シート、ネジパッキン部分の防水など、何重にも防水処理をして、雨水の侵入を防いでいます。取付金具の設置が完了した時点で、全ての取付金具の設置箇所で、防水処理が確実になされているかどうかをチェックします。太陽光発電パネル設置後ではチェックできませんので、パネル設置前に行います。

(D052)
雨漏りしにくい屋根とはなんですか。

まず単純な屋根形状なにすることです。単純な形状の屋根なら、雨水がスムーズに雨樋まで流れていきます。次に屋根葺き材ごとの適切な屋根勾配を守ることも重要です。屋根葺き材ごとの最小屋根勾配は、 スペイン瓦4.5/10、S型瓦4.0/10、和瓦3.5/10、化粧スレート3.0/10、金属平葺き3.0/10、金属瓦棒葺き1.5/10となっています。少なくともこれ以上の屋根勾配の確保が必要です。

(D053)
枯れ葉による樋の目詰まりを防止するにはどうしたらいでしょう。

落ち葉や飛来物が、雨樋に詰まると、雨水が樋からあふれ出して、建物の外壁を汚します。これを防止するために、直径8cm程の網状パイプの防護ネットが市販されています。これを雨樋の上に入れることによって、枯れ葉による樋の目詰まりを防止することができます。

(D054)
地震に強い瓦屋根というのはあるのですか。

全日本瓦工事業連盟から、「ガイドライン工法」として施工基準を作成しています。最新の実験データに基づいた「ガイドライン工法」は、従来の施工法に比べて耐震性・耐風性が飛躍的にアップしたことです。耐震実験では、阪神・淡路大震災や発生が危惧される東海大地震クラスの揺れにも耐えることが証明されました。