C.木造住宅の工程管理 18.給排水工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
水道メーター (すいどうめーたー)
水道での水の使用量を記録するための計器。検針や点検の際に用いる。水道メーターから先が給水事業者の所有物、水道メーターの後ろからの配管、器具が給水需要家の所有物となっている。
ヘッダー方式 (へっだーほうしき)
従来の配管方法は鋼管などネジ接合をし、枝状に各水場に配管(枝管方式)している。ヘッダー方式は、一度ヘッダーといわれる部材に給水配管を結び、その先は各水場に1本1本単独で配管している。この工法は枝管工法に比べ、水を同時使用した際、均等に水を供給することができる。
配管保温材 (はいかんほおんざい)
給湯管の保温、寒冷地の給水管の凍結防止に使われる、配管保温材には、ポリスチレンフォームやグラスウールのチューブが用いられている。配管保温材の上をアルミガラスクロス粘着テープやキャンバステープで巻き付ける。
プラグ止め (ぷらぐどめ)
屋内に給水管を配管し端末にカラン(蛇口)など最終器具が付いていないまま、本官に水を流すとそこから漏水する。そのためまだ付いていない端末器具の変わりに、キャップ(プラグ)をしておく、この状態をプラグ止めという。
排水管勾配 (はいすいかんこうばい)
給水管と違って、排水管は水圧ではなく自然な力で流れる。そのため適切な勾配を確保する必要がある。下水道施設基準によれば、汚水管渠計画水量に対し流速を最小0.6m/秒、最大3.0m/秒とするとなっているが、排水管は、個人排水であり、使用水量も公共下水道に比較して非常に少ないものである。このため、排水設備の排水管の勾配は、流速で、1.2m/秒以上必要であるとされている。排水管の径が小さいと摩擦抵抗も大きく、大きな排水勾配を必要とする。排水管の内径が100mmで20〜80%、150mmで15〜40%とされている。