C.木造住宅の工程管理 17.電気工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
積算電力計 (せきさんでんりょくけい)
電力を積算し計量する電気計器である。住宅には交流電力のうち有効電力を積算計量するものが設置されており、内部に回転する円盤が見える誘導形電力量計を特に多く目にする。
分電盤 (ぶんでんばん)
電気を安全に使用するために必要な漏電遮断器(漏電ブレーカー)や配線用遮断器(安全ブレーカー)を1つにまとめた箱のことである。住宅用分電盤では、これらの他に電流制限器(アンペアブレーカー)を取付けられるように設置スペース(「リミッタスペース」と呼ばれている)を設けてある製品と設けてない製品が販売されている。
電線管 (でんせんかん)
電線類を収める金属製あるいは合成樹脂製の管(パイプ)。ケーブル工事においては外装を保護する保護管として用いられる。
アウトレット・ボックス
電気工事で配線工事の配管の中間または端末に取り付けられる箱。電線の引出しや配線器具・コンセント類・照明器具・電話など電気器具類の取付けに使われる。
住宅用火災警報器 (じゅうたくようかさいけいほうき)
火災報知機の一種で、主に一般住宅に設置され、火災の際煙や熱を感知して音声やブザー音で警報する警報器である。住警器(じゅうけいき)とも略される。基本的な動作原理はビル等に設置する自動火災報知設備と同じであるが、自動火災報知設備が感知器、受信機、ベルなどの構成機器を配線して動作させるシステムであるのに対し、住宅用火災警報器は感知器そのものが音声やブザー音を発し、単体で動作するものである。なお、連動型の機種も存在する。