C.木造住宅の工程管理 17.電気工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

(C171)
スマートメーターや今後出てくるいろいろなメディアに対応するにはどうしたらいいですか。

スマートメーターは、電気使用料の検針作業を人が行わず、通信機能を持った電気メーターが自動的に電力事業者へ遠隔報告するものです。電力使用量を常に観測する事で供給計画に役立てることができます。さらに次世代の高機能なスマートメーターでは、家庭内のエアコンや照明など家電機器や、温度計、セキュリティ機器などの制御まで行うことが考えられています。
スマートメーターの電力事業者との通信方式は、無線方式か有線方式か決まっていませんが、おそらく有線になると思います。スマートメーターは外部から検針のする必要がありませんから、メーターは外部にある必要はありません。おそらく分電盤の中に組み込まれることになると思われます。
また次世代の高機能なスマートメーターとなると、家電機器とスマートメーターとの通信が必要となります。これに関しては電灯線搬送通信が使われることになると思います。そのため新たな配線は必要としません。
したがって外部から分電盤の近くまで飛び込み用の配管をしておくことで、十分対処できると考えられます。